日本中華總商会は設立 20 周年記念式典を開催~ビジネスを基軸に日中経済交流の架け橋に~
日本中華總商会は 3 月 26 日午後ニューオーダニホテル東京おり鶴麗の間で設立 20 周年記念式典を開催し、設立以来多大なご支援ご協力を頂いた日中両国各方面および海外華商団体の皆様、そして積極的に奉仕と参画をして来られた会員の皆さんに感謝した。中国大使館、国務院華僑弁公室、日本経済産業省など日中両国政府機関、経団連や経済同友会、商工会議所など日本の主要な経済団体、シンガポール、香港、タイ、マレーシア、インドネシア、韓国、オーストラリア、カナダなど 13 か国 15 の海外華商団体の代表および總商会会員ら約 400 人が会場およびオンラインで式典に参加した。
日本中華總商会は 1999 年 9 月 9 日に東京で設立した在日華僑華人が経営する企業を主体とする経済団体である。新型コロナウイルス感染症のため昨年予定の記念式典が 1 年も延期し、しかも会場とオンラインのハイブリッドの形で行うことになった。徐志敏常務副会長の開会の辞に続き、日中両国政府の代表として、中国駐日大使孔鉉佑様、経済産業大臣政務官佐藤啓様、日本経済団体の代表として、経済同友会代表幹事櫻田謙悟様、経団連専務理事椋田哲史様、海外華商団体の代表として、世界華商大会発起人組織の代表でシンガポール中華總商会会長黄山忠様、マレーシア中華總商会会長戴良業様、そして在日華僑華人の代表として、全日本華僑華人社団連合会の贺乃和様からのビデオメッセージを放映した。
厳浩会長は行った記念スピーチの中で、日本中華總商会が 20 年来『商』(=ビジネス)を基軸に、『中華』という資源を有効活用し、『日本』社会に根ざして精力的に活動し、在日華商の発展、日中経済交流のプラットフォームの構築に努力してきた歴史を振り返り、總商会が新しい時代の流れの中で絶えず進化する必要があり、また次世代の会員達に継往開来(過去を引継ぎ、未来を切り拓く)的な役割を期待したいと述べた。
䔥敬如理事長は理事会を代表して、元神戸華僑総会顧問、本会元会長、第九回世界華商大会組織委員長でおられた黄耀庭様、元交通銀行東京支店長でおられた劉正民様、元横浜華僑総会副会長、本会元副会長曾徳深様に特別功労賞を贈呈し、總商会の設立準備および設立初期になされた卓越な貢献を表彰した。
陳熹常務副会長は理事会を代表して、29 社の設立以来の会員に永年会員賞を贈呈し、長年に亙る本会への奉仕に感謝した。また会員の皆さんに彼らを模範として見習い、今後も積極的に会の事業活動を支持し、より一層貢献してくれる期待を表明した。
潘若衛常務副会長は理事会を代表して、執行理事会の重要人事異動を発表した。執行理事会の決議により、䔥敬如氏を執行理事会会長に、厳浩氏を執行理事会理事長にそれぞれ選出し、式典の後に就任することになった。䔥新会長は華僑三代目として在日華商の発展、そして華僑スピリッツの高揚のために精進し、特に次世代華僑の育成に貢献したいと挨拶した。厳新理事長は總商会の発展に努力を惜しまず、理事長として新会長を支えると同時に、組織運営と内部管理の強化に注力し、また新しい華商の創業支援に尽力したいと挨拶した。
總商会は今多数の上場企業も含め約 400 社の企業会員を擁し、在日華僑華人が経営する代表的な企業をほぼ網羅するまでになり、そのうえ、中国の各地域出身の在日本経営者が組織する地域別経済団体の加盟会員も約 20 団体があり、總商会の代表性をいっそう高めている。加えて、有力な日本企業約 70 社も賛助会員として参加し、本会の活動を継続的、積極的に支援してくれている。さらに東京に止まらず関西中華總商会や新潟中華總商会に代表される直属分会、そして上海聯誼会、北京聯誼会など中国における関連団体の活動も益々盛んになってきている。今や自他ともに認める、日本における最大にしてもっとも代表性を有する華僑・華人の経済団体へと成長してきている。
桜が満開する季節の中で日本中華總商会が新しい発展のステージに入った。会員一同は䔥会長厳理事長のリードの下で、在日華商を団結し、『中華』や『日本』優位性をより発揮させ、『商』という基軸から離れず、会員事業の拡大、そして日中経済交流の深化、總商会自身の発展のためにも更なる貢献をしていきたい所存である。
日本中華總商会 広報委員会
2021 年 3 月 30 日