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第 4 回『華商経済フォーラム』が開催

更新日:2022.09.20

日本中華總商会の設立記念日にあたる 9 月 9 日(金)、日中国交正常化 50 周年記念事業の一環として本会主催の『第 4 回華商経済フォーラム』が開催されました。香港、タイ、マレーシア中華總商会の VIP を迎え、「ポストコロナ時代の世界経済展望」を主テーマに有識者による講演、そして熱い議論が展開されました。フォーラムは東京プリンスホテルをメイン会場とし、オンラインとのハイブリッド形式で開催され、合わせて 300 名を超える参加を得て、盛況を博しました。

第 4 回『華商経済フォーラム』会場の様子

オープニングでは、䔥敬如会長が開会挨拶をしました。「コロナ禍のため 4 年ぶりになるが、今回の華商経済フォーラムは 4 回目の開催となり、本会の発展と共に規模も大きくなった。また、中国や海外との結びも強くなって来たことは誠に喜ばしい。このフォーラムにおいてポストコロナ時代の日中、そして世界の経済発展を展望し、大いに議論をして頂きたい」と述べました。

䔥敬如会長(開会の挨拶)
蔡冠深様(来賓代表挨拶)

来賓代表挨拶として、香港中華總商会永遠名誉会長蔡冠深様がビデオメッセージを寄せられました。メッセージの中で、「世界の政治経済が激動期に入り、アジア地域においても試練に見舞われている今こそ、我々が交流を通じて理解と信頼をより強くし、経済の発展を求め続けなければならない」と述べられました。また、タイ中華總商会主席林楚欽様、マレーシア中華總商会 Tan Sri Dato’盧成全総会長が来賓としてオンラインにてご臨席し、討論にも参加され、貴重な意見を寄せられました。

続いて始まったカンファレンスでは、「テクノロジー&イノベーション」、「サービス業」、「製造&貿易」の三つのサブテーマに分かれて展開されました。「テクノロジー&イノベーション」サブテーマでは、島⽥達⼆様(EPS ホールディングス株式会社探索事業統括本部副本部長)、肖敏捷様(AIS CAPITAL 株式会社チーフエコノミスト)、⽔本尚宏様(東京大学協創プラットフォーム開発株式会社パートナー)がそれぞれご講演されました。続いて「サービス業」サブテーマでは、謝立凱様(マレーシア全利資源有限公司執⾏董事)、 謝湧海様(香港中華總商会副会長)、中⼭克成様(ベース株式会社代表取締役社長)、管祥紅様(HOUSEI 株式会社代表取締役社長)がそれぞれご講演されました。そして、「製造&貿易」サブテーマでは、武⽥淳様(伊藤忠総研チーフエコノミスト)、遠藤智様(株式会社 RSテクノロジーズ取締役)、段卓様(株式会社 AXXZIA 代表取締役社長)がそれぞれご講演されました。また、林楚欽様がビデオメッセージを通して貴重な意見を寄せられました。

コロナ禍が世界に大きな影響を及ぼしていますが、今後の様々な事業領域における発展可能性について講演者の皆様の見識が披露され、それについて、参加者からの質疑も含めて熱い議論が交わされました。

華商経済フォーラムは本会のブランド事業の一つであり、2014 年第 1 回の開催以来ほぼ⼆年毎に開催し、日本政府や関連機関、経済界の要人、そして中国や海外の有識者を招き、日中経済をテーマに本会会員との交流を図る一大イベントです。コロナ感染症予防のため、今回はオンライン中心に開催することになりましたが、日本経済団体連合会、日中経済協会、日中投資促進機構、新経済連盟からそれぞれの会員への情報展開など温かいご支援を頂きました。

日本中華總商会 事務局
2022 年 9 月 9 日