会長挨拶
今、私たちは、新型コロナウイルスによって引き起こされた経済的な打撃や、世界的不均衡、貧困、気候変動、さらに技術開発や革新などの国際競争など、多くの長期的な経済課題に直面しています。しかし、これらの課題を解決するためには、グローバルな協働と持続可能な経済開発に向けた取り組みが重要です。
その“グローバルな経済課題”の解決に、日本は重要な存在と役割があると思います。製造業や先端技術分野での高い技術力を持ち、次世代の技術分野、エネルギー転換、環境問題に対処する技術開発など日本の役割は非常に重要です。その日本では人口減少や高齢化などの課題もあり、今後さらに世界の国々と協働して取り組むことが必要だと考えます。
華僑華人の異文化との交流と協力を積極的に進め、世界の多様な文化との親和性を高める特性が、日本のグローバル化推進に貢献するものだと考えます。
日本中華總商会は「日本」「中華」「商(ビジネス)」を基軸として会員企業の基盤を強くするための会員交流プラットフォームです。
世界の「中華總商会」の中でも、唯一現地の日本企業を賛助会員として迎えている団体で、 同時に、「世界華商大会」の日本の唯一の窓口でもあります。私達は、日本が、「中華」という資源を積極的に活かし、世界の華僑華人団体・企業と交流を通じて、会員企業のビジネスをグローバルに繋げていくことに寄与することになるでしょう。
「日本と世界中の華僑華人組織を結びつける架け橋となり、世界の持続可能な未来への道筋をつくる」ことをテーマに、日本と世界各国の華僑華人組織との間で、ビジネスと文化の交流を促進し、互いの理解と協力を深め、持続可能な未来社会に尽力したいと思います。
未来の視点に立った新しい価値を創造することが『使命』であり、蓄積してきたノウハウを活かし、柔軟な発想で『革新的な展開』をしていこうと考えています。
自らが価値・創造の“熱きイノベーター ( 革新者 ) ”でありたいと考えます。社会から何かを与えられるのではなく、自らが社会に与えてはじめて「組織的価値」が上がり、進化をし続けるものだと確信しています。
私たちひとりひとりが、より一層『誇り』を持てるような平和な未来社会を目指して……!
一般社団法人日本中華總商会
会長 䔥敬如
2024年4月